クライアントを迎え入れる、彫刻のような大理石のハンドルが付いた大きなダブルドア。職人がひとつひとつ制作したその手作りのハンドルは、同じようでいて、それぞれのストアで形が異なっています。陶芸家マッシミリアーノ・ピポロが制作した少しずつ形の異なるセラミック製の同じハンドルがストア内でも用いられています。
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メゾン ヴァレンティノはロンドン、スローンストリートに新しいフラッグシップストアをオープンいたします
よりパーソナルで、デザイン主導のリテール空間を目指して改革を続けるヴァレンティノは、ロンドン、スローンストリートに新しいフラッグシップストアをオープンいたします。
4階建てのヴァレンティノ スローンストリートは、アクセサリーやプレタポルテ、クライアント用のプライベートスペースなどで構成されており、ヴァレンティノのアイコニックなモチーフとユニークな配色が施された空間を通じてメゾンのビジュアルコードを表現しています。
これまでのヴァレンティノストアと同様に、各フロアのデザインは、アイボリーとブラックに加え、レッドなど、メゾンの起源ともいえる色遣いによる特徴的なビジュアルがベースになっています。そうした視覚的な豊かさの中においても、空間はニュートラルに保たれ、コレクションの魅力を引き立てます。
通りからは、伝統的な白い石造りのファザードと、天井までの高さの窓が2面並びプレタポルテがディスプレイされた1階部分を垣間見ることができます。既存のストアのビジュアルコードを再現し、ニューヨーク、マディソンアベニュー645番地と同じく周囲の環境に配慮しながら、建物のユニークな外観とデザインが調和されています。
1階は、ネロとボッティチーノの大理石が市松模様に配され、空間の色彩を決定づけています。ここでは、後部から照明が当てられた黒い大理石の棚とオーダーメイドのプレキシガラス製モジュールにメゾンのアクセサリーがディスプレイされています。アイボリーの壁紙が空間と建築を結びつけ、直線的な壁と曲線的な壁を用いたアプローチが石造りの建物をよりソフトに表現しています。天井に配されたオーダーメイドの照明がロックスタッズに敬意を表し、ストアのデザインとヴァレンティノのコードを結びます。
片側にはヴァレンティノ ロッソの印象的な階段があり、アイボリーで統一された2階へと続きます。シューズがディスプレイされたフロアには天井や壁にアイボリーカラーが広がり、フロアにはブラック＆ホワイトのストライプモチーフのカーペットが敷かれています。シーティング、すなわちB&B Italiaの マリオ・ベリーニによる「カマレオンダ」は、さまざまな色に解釈され、ストア全体に配されています。コントラストとしてミニマルなブラックのアクセントが用いられる一方で、ヴァレンティノ ロッソが存在感を示し、3階への階段にも用いられています。
ここ、プレタポルテコレクションがディスプレイされるエリアには異なる雰囲気が漂います。アイボリーの壁紙とブラックのウッドフロア、1階と同様のアイコニックな市松模様のカーペットがコントラストになっています。プレキシガラスとブラス製のミニマルなディスプレイが、レッドカラーのシーティングが配されたプライベートフィッティングルームへと続く空間にパーソナルな雰囲気をもたらしています。
